NYに魅せられて~変わってはいけない平和への想い~
こんにちは。Annaです。
9月ということでやはりこの月に思い出すのは2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロ事件。
当時、幼かったわたしでもテレビの映像をみて遠いアメリカで起こっている現実に胸を痛めた記憶が今でものこっています。
まだ癒えていないNYの人々の傷
それから10年ほどを過ぎ、NYでホームステイをしていたころNYで育った友人が語ってくれました。
当時、小学校に通っていた彼は教室でアラームがなり何が起こったのかもわからないまま先生の指示で非難を開始しました。外へ出ると地下鉄はシャットダウン、人々はパニック状態で映画のワンシーンを見ているようだったと。ようやく歩いて川沿いに非難したときにマンハッタンの象徴であったトレードセンターから煙があがり、程なくして崩れ去る瞬間をただただ見ているしかなかったと。
携帯も持っていない、両親がいつ迎えに来るかもわからないそんな不安よりもただただ現実を理解することに精一杯だったと静かに話をしてくれました。
10年過ぎたいまでも定期的に慈善団体などが当時マンハッタンに住んでいた人たちを対象にカウンセリングを行ったり、大学などが後遺症の研究を進めているとのことでした。
9.11メモリアルができたことでよりリアルに当時の状況を理解する
数年前にワールドトレードセンター(事件以降はグラウンド・ゼロやワールドトレードセンター・サイトと呼ばれることがほとんどです。)に当時の状況を説明する展示物や、遺品、墜落前の被害者の音声などが集められた資料館がオープンしました。
二度とこの悲劇が起こらないようにという願いと被害者の方々の想いがつまったこの場所はタイムズスクエアやセントラルパークなど明るく陽気で気持ちをリフレッシュさせてくれるNY雰囲気とは違う、静寂さが保たれた空間となっていました。
目がぐるしく流行が変わるNYだからこそ変えてはいけないもの
経済の中心、流行の発信地であり毎日がめまぐるしく変わっていくNYだからこそ、変わってはいけない平和や人への思いやりを大切にする想いを変えてはいけないと感じる時間でした。
多くのかたの命と引き換えに新しい場所へと生まれ変わったこの場所に一度足を運んでみるのはいかがでしょうか。
【参照】9.11 MEMORIAL & MUSEUM https://www.911memorial.org/visit
いつもありがとうございます。